イヤなものがひとつもない場所へ(尾瀬ヶ原)
尾瀬ヶ原に行ってきました。前日深夜(23:00)から夜行バスを利用した身体的にはハードな小旅行でしたが、気持ちを逆なでするものが全くない、いるだけで清々しい気持ちになれる場所でした。
※都内から尾瀬に行くには、東京−(上越新幹線)−上毛高原−(バス)−戸倉または浅草−(東武鉄道)−会津高原尾瀬口(鳩待峠の反対側ですね)というアクセス方法もある。
早朝3:30戸倉着。星がきれい。北斗七星(地平線に近いね)がはっきり見える。早めに着いたので休憩(気温が低いのでウィンドブレーカー着用)&持参したおにぎり立ち食い(^^;;)。マイクロバスに乗り換えて鳩待峠5:00着。食事をしたり、荷物をまとめたり、ストレッチしたりして鳩待峠5:30頃から歩きはじめる。鳩待峠から山ノ鼻まで約3.3km、標高200mほどの下りになるが、後は平坦な木道が続く。
鳩待峠−[3.3km]−山ノ鼻−[2.2km]−牛首分岐−[2.0km]−竜宮十字−[1.0km]−ヨッピ吊り橋−[2.3km]−牛首分岐−[2.2km]−山ノ鼻−[3.3km]−鳩待峠12:30着 約13kmの道のり
東電小屋(いずれは山小屋に泊まってみたい)まで足を延ばそうかと思ったけど、時間の制約で今回は断念。
早朝の霧。晴れそうな予感。いい感じ。山ノ鼻を過ぎたあたりから人影まばらに。見わたす限り湿原の風景が広がる。(なんか、やっぱり写真が全て右に傾斜している・・・)
木道をてくてく歩く。平坦なので歩きやすい。どこまでも行くよー。
地塘(ちとう)でござる。今市子「百鬼夜行抄」に地塘をモチーフにしたものがあって、地塘ってなんだ?と思っていたが、これが地塘。
地塘のハス。午後になると小さな白い花が開いていた。
秋のトンボ。
装備品プラスアルファ
スリッパか新聞紙(^^;;)(長時間バスに乗るときに。やはり足はむくむ)、クレンジングシート(石けんが使えなくてもウォータープルーフの化粧品が落とせる)、アミノバイタル(筋肉痛予防?)、雨のときの装備は要検討(あんまし降られた経験がないので・・・でも準備するに越したことない)
食事プラスアルファ
今回はおにぎり3個、ゆで卵を持参。別にまいたけ弁当(大きなおにぎり2個とおかず入り)を注文。トマト(ミニトマト)とかキュウリの浅漬け、茹でとうもろこしなど夏野菜を持っていってもよかったかも。おにぎり計5個(リッチな行動食)、復路に山ノ鼻でキノコ汁、花豆ジェラート、鳩待峠でお疲れさまビール、SAでたこ焼き、玉こんにゃくなどを食べ、体重を量ったら1kgオーバー。ははは・・・(--;;)
初秋の尾瀬。トピックな事象がないから、逆に気持ちいい。9月20日頃には、この一面が真っ赤に染まるという。
ホント、チキンで(^^;;)
傷の手当て。わたしが子どもの頃、ふざけてすっころんだり、自転車でこけたときの傷は、消毒→乾燥→カサブタ化が推進され、傷口がじゅくじゅくするのが、忌み嫌われていたわけです。ところが最近は、このじゅくじゅく(というか、うるうる)は身体が傷を修復するために分泌する湿潤液のためで、むしろ「善いこと」である、という考え方が周知されはじめているそうです。湿潤療法と言われる治療法では、身体の修復機能を妨げないのが、傷の治療には最善かつ最良(快復までが最短かつ痛みが少ない)であるらしい。でも、まだカサブタ主義の医師はたくさんいるらしい。
この考え方らか生まれたのが製品が、バンドエイドのキズパワーパッドだったりするわけで、子どもの傷とかで、その有効性を実感している人も多いかもね。(体験を伴わないので、らしいばっかりですが・・・)
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