奄美がちょっとだけ近くなる本

ダイビングをしない(できない)せいか、興味があるのは、タンクが必要な深い海よりも、波打ち際あたりや砂浜から続く森、そこにいる動物や昆虫、島の暮らし、そしてもちろん食。
奄美の島々の楽しみ方 (ニッポン楽楽島めぐり)
奄美に縁のある複数の人たちが、得意の分野を語るというオムニバス形式で、視点がばらけているだけに、奄美の多面的な魅力がわかるところが、いいですね。特に、笑えたのがシマッチュ(島の人)のごちそうのヤギをペットとして飼う夫。妻の複雑な気持ちが…。先月、波照間で泊まった宿にもヤギがいて、わたしのふくらはぎにタックルしたり、ベロベロなめたり、気が向かないときは、全く無視されたりしていましたが、個人的にはヤギを食用にするということに対する抵抗感は全くなくて、機会があれば試してみるのもよいかもと思っています。(北関東生まれに初体験のヤギがおいしいと感じるかどうかはわかりませんが…)
奄美大島が交通至不便の地であることは覚悟の上ですが、海上タクシーという乗り物もあるようで、島から島への移動は、陸と比べたら(未確認ですが)便利なのかもしれません。さらに、不便の極み(空港からバスで2時間半)とされる瀬戸内町の海と景色は、やはりその不便さを押してでも行くべきかなぁと思ったりもしています。嘉徳集落、嘉鉄湾、ホノホシ海岸、西古見…どこもすばらしい景色が見られそうです。